なにわ風経営談義-コンサル③ 利益金額を上げるにはどないしたらええんやろ~?!の巻
- jey058
- 2020年9月9日
- 読了時間: 3分
株式会社なにわ工業(年商3億、従業員数12名 決算期12月)を経営する中小企業経営者なにわ太郎と同級生のなにわ工業顧問税務経営コンサルタント こんさる次郎の経営談義のはじまりはじまり
なにわ :この間の続きや なんとか借金を減らしたい→そのためには利益金額を増やさな
あかん→どないしたらええねん の続き
こんさる:太郎はどうしたら良いと思う??
なにわ :質問を質問で返すんかいな!
こんさる:まあそう言わずに(笑)
なにわ :利益を増やすには売上増やすか経費を減らすかやろ
こんさる:うん
なにわ :売上増やすのはこのご時世なかなかキツいがな
こんさる:うん
なにわ :そうなると経費を削るしかないかあ~
こんさる:例えば?
なにわ :そやな~ 電気代やろ ユニフォームとそのクリーニング代とか・・・・・・
あかん あかん! そんなんたかが知れてるわ そや外注費削れんかな
こんさる:外注さん離れていかない?
なにわ :安いとこ探すか!?
こんさる:今の質保てるかな?
なにわ :確かに不安はある 今の外注は長い付き合いや しゃあないワテの報酬と従業員
のボーナスを削るかあ~
こんさる:そういうことはしない!!
なにわ :なんやて
こんさる:し・な・い
なにわ :じゃあどうするねん
こんさる:今太郎の会社の粗利は良くて25% もっとあげられるよ 少なくても30% 理
想は35%
なにわ :ここ数年来値上げ交渉はしているけど、元請けA社渋いねん
こんさる:どうしても上げられないなら別のお客さんを探す
なにわ :そやけどA社の売上はうちの売上の60%を占めるんやで!
こんさる:勿論すぐにではないよ 会社が立ちゆかなくなるから 出来る範囲内で少しずつ
他社取引を始める
なにわ :今なかなか他を探すのはしんどいで
こんさる:解ってる でも今の考え方が今の状況を作り出しているんだよ A社に頼った経
営→売上は安定しているが利益率の低い仕事→利益率が低いから従業員の待遇を
よく出来ない→募集しても人が来ないand人が育たない→会社の製造品質を上げ
られない→会社の特質=個性を出せない→だから他の仕事がとれないand現状か
ら抜け出せない この負の循環を変えるべきだよ
なにわ :まあ解るけどな
こんさる:億劫なんでしょう?!
なにわ :なにゆうてんねん 高校の時は4番でピッチャーやったわしや 少しぐらい大変
でもヤッタルわい
こんさる:じゃあどこから始める
なにわ :そやあな~まずはビール呑んで寝てからや
こんさる:やっぱり億劫なのね
なにわ :冗談や 正直どこから始めたらええんやろ
こんさる:新しい仕事を見つけて始めてということを考えたときにどこが問題になる?
なにわ :人が足らへんわ
こんさる:でもなかなか人が来てくれないし、来ても直ぐ辞めるんだよね
なにわ :近頃のもんは根性がないさかい
こんさる:まあ僕たちも若い頃そう言われたけどね それは兎も角として少し待遇を上げよ
うよ 完全週休二日にして 基本給も少し上げる 有給も完全消化させる
なにわ :なにゆうてんねん! 利益金額が減るやないか!
こんさる:今は仕方がないよ 今ここでお金をかけて「道」を作らないと負の循環から抜け
出せない
なにわ :う~ん
こんさる:大丈夫だから信じてやって!まず人を増やす→出来るだけ早く教育する→単純な
仕事、利益率の低い仕事を新しい人に出来るだけ担当して貰う→熟練工には新た
な難しいでも利益率の高い仕事をやって貰う
なにわ :利益金額を増やすのに何年もかかるやないか!
こんさる:そうだよ でもこれが出来たら、そして上手くいけば何年にもわたってずっと利
益金額が増えるんだよ
なにわ :まあぼちぼちやってみるわ
こんさる:ぼちぼちじゃあ駄目だよ 時間は掛かるけど今は一気呵成の気持ちでやらないと
本当に駄目だからね
なにわ :面倒やなあ
こんさる:やっぱり億劫なんだ 意気地がないね
なにわ :なんやて!! やったるわい!!!
こんさる:そうこないと じゃあ明日から取り組むんだよ
なにわ :しもうた のせられてもうた~
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