なにわ風経営談義-コンサル① 人が集まらへん!の巻
- jey058
- 2020年8月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年8月13日
株式会社なにわ工業(年商3億、従業員数12名 決算期12月)を経営する中小企業経営者なにわ太郎と同級生のなにわ工業顧問税務経営コンサルタント こんさる次郎の経営談義のはじまりはじまり
なにわ :最近若い人を入れたんやけど、辞める言うねん⤵
こんさる:最近よく聞く
なにわ :そもそもうちの仕事は工場の仕事やさかい、柔な仕事やないし、まあキツイ
仕事やさかいある程度はしゃあないと思うとるけどな 今の時代、人を募集して
も来いへんねん 仮に来ても「給料が安い」「残業が多い」「休みが少ない」
文句ばっか言いよるねん そやけど今いる従業員たちは、もうリタイヤを考える
年齢や 60歳近う従業員がゴロゴロいるねん 若いうちみたいに無理が利かな
なっとる わてももうすぐ60歳や この先どうしたらええか流石にうちもしん
どくなってきてんねん
こんさる:とってもよく聞く
なにわ :どないしたらええやろ
こんさる:すごくよく分かる
なにわ :さっきから聞いてばかりせんと何か言うてや
こんさる:OK では、まず従業員の「待遇」から考えてみようよ 給料はそんなに安い
の?
なにわ :そんなことはないと思うで 勿論、高給とは言えへんけどそこそこ出しとるわ
でも、日給月給で土曜日は月2休みやからそこを考えるとごく平均かもしれへん
こんさる:特に今の若い人たちは休みが少ないと嫌がるよね
なにわ :そうなんや でもうちらの業界では完全週休二日は少ないで
こんさる:だから余計に完全週休二日にした方が良いんだよ 相対的に待遇の良い会社にな
るでしょう
なにわ :そやけどその分日給月給やから手取りが下がるとみな嫌がるねん
こんさる:手取りは変えない! 完全週休二日にして日給を若干上げて月の手取額を変えな
いようにする
なにわ :そないなことしたら月30万円以上人件費が増えてまうやないか 社会保険も入
れたら年間で約400万円になるで!
こんさる:絶対大丈夫! 必ず利益が増えるから
なにわ :何言うてんねん 人の会社だと思うてからに
こんさる:そんなことない 今の「悪循環」を考えてみて 広告宣伝費を何度もかけて人を
募集する→やっと人が決まる→時間と手間をかけてその人を教育する→「待遇」
に魅力がないから辞める この間に掛かった『費用』すなわち、広告宣伝
費、辞めた人の人件費、その人を教育する従業員の教育にかけた時間=人件費、
更にはこの一連の中でいろいろ考え、少なからずストレスと抱えた太郎の時間と
手間
なにわ :一気に畳みかけてくるな~
こんさる:でもそうでしょう!? それより待遇を良くして魅力ある会社にして御社に合った
従業員さんと巡り会って末永く勤めて貰う そうすればさっきのあらゆる
『費用』から解放されるんだよ 今いる従業員さんも休みが増えれば少なくとも
今以上に肉体的に働ける これは僕の経験値なんだよ
なにわ :そやな 新しい従業員に関する悩みが解消すれば400万円ぐらい安いかもしれ
へん
こんさる:絶対そんなに掛からないよ 「待遇」をよくしたときに職場全体の雰囲気が必ず
変わるから 結果、現場が効率的になるんだよ みんなのストレスが減って現場
の雰囲気が良くなって、コミュニケーションが良くなり、現場が「効率的」にな
る 絶対『粗利』増えるから これは僕の経験値なんだよ
なにわ :今日はほんまに畳みかけるな
こんさる:経験値だから
なにわ :経験値、経験値って、しつこいわ(笑) でもな一つ問題があるねん
こんさる:どんな?!?!
なにわ :休み増えるやろ 呑みに行く機会増えるやろ パチンコに行く回数を増えるわ
お金減るわ この「悪循環」はどないいよう
こんさる:そんなん知るか!!!
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