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徒然なるままに・・・・・・神と音楽 - MUSIC

  • jey058
  • 2020年9月10日
  • 読了時間: 2分

神からの贈り物と思う音楽がある。

○ベートーヴェン交響曲第九番

これはちょっと有名な話ではあるが、ベートーヴェン交響曲第九番はベートーヴェンが作曲したものではないのでないか!?というお話。ベートーヴェンの交響曲は全部で9曲、有名な曲としては、第三番「英雄」、第五番「運命」、第六番「田園」、そして第九番「歓喜」。3番から6番にかけてベートーヴェンは交響曲作曲家として一つの頂点を迎える。しかしその後、第7番そして第八番と「曲」としてのエネルギーレベルが下降する。にもかかわらず圧倒的な迫力を持つ第九番を彼は晩年に仕上げてしまった。曲の長さも第九番は他の交響曲を圧倒する。第九以外の交響曲の演奏時間が40分前後なのに対して第九のそれは60分を超える。そんな傑作を生み出したとき彼はほぼ聴力を失っていた!! これは人間業ではない。神からの贈り物である「もの」がベートーヴェンという類い希な音楽家を通じて「音楽」という形で私たちに届けられたと考えられるのではないかというお話である。


神の力を得たと思う音楽もある


○キース・ジャレット ケルンコンサート

あまりにも有名なJAZZ のPIANO solo album。CM曲としても何度か耳にしたことがあるし、学生の頃からもう30年以上時々聴いている。「これ本当にアドリブなのかなあ~おそらくは演奏前にある程度この曲の青写真はあったじゃないの?」と考えざるを得ないほど完成度の高い曲である。ところがこの日キースは大変体調が悪く直前まで控え室で横たわっていたとの本人の話がある。体調が悪いのにこの完成度。見えざる力が働いたと思わざる得ない。


このような「見えざる力」の話を何回か耳にしたことがある。学生の頃に聴いたあるソプラノ歌手の話「その日はほんとに声がよく出て、何キロ先にまで自分の声が届くのではないかと思うほどであった。自分の体が自分のものでないようであった」


勿論いろいろな視点から説明は出来ると思う。「体調は悪くても、音楽的な感覚はすごく冴え渡っていたんだよ(上記ベートーヴェンやキースの例)」「僕も経験はあるよ。ラグビーの試合で体調が良くてさ、いくら走っても疲れを知らなかったよ。もう一試合できそうなくらいだった(上記ソプラノ歌手の例)」


でも僕は違うと思っている。人は間違いなく見えざる力に後押しされることがある。組織も同様である。それを実現するのは「人の意識」であると信じている。「人の意識」の強さ、高さがそれが力を呼び寄せるのだ。



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